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はる♪の暮らし上達術:第7回 視覚障害ユーザーもLINEを安全に

はる♪の暮らし上達術

今や老若男女問わず多くの方が個人的な連絡から仕事の連絡までLINEを利用しています。しかし、ユーザーが多いからこそのトラブルも後を経ちません。そこで、今回はLINEを安全に使用するための設定をご紹介いたします。

タイムラインの公開範囲設定

LINEのタイムラインで、「○○がこの投稿を気に入ってます。」という表示がついた投稿を見た事はありませんか?これは、「いいね」をしたタイムライン投稿を友達のタイムラインにシェアできるという機能によるものです。

この機能によって、自分の投稿が「いいね」でシェアされて知らない人(友達の友達など)のタイムラインに流れてしまったり、自分が「いいね」した投稿が他の友達に知られてしまう可能性があるのです。

自分の投稿が友達からの「いいね」でシェアされないようにする方法

自分のタイムライン投稿が友達に「いいね」でシェアされた時、「いいね」してくれた友達の友達のタイムラインに流れてしまう事になります。そのような事を避けたい方は、タイムライン投稿をする際に公開範囲の設定を確認しましょう。

タイムラインの公開範囲を設定するには
①投稿画面の名前の右側にあるアイコンをタップします。
Voice Overの場合は「ノートのオプションを開く」と読み上げます。

②次に「公開設定を変更」をタップします。

「全体公開」「自分のみ」「すべての友達」など、公開範囲を選択できます。

ここで「全体公開」を選択してしまうと、自分の投稿がシェアされた時、知らない人のタイムラインに流れてしまう可能性がありますので、自分の投稿をシェアされたくない場合、「自分のみ」「すべての友達」のいずれかを選択する事をオススメします。

自分が「いいね」した投稿を他の友達にシェアしない方法

自分が「いいね」した投稿を、「○○(自分の名前)がこの投稿を気に入ってます。」という表示とともに、他の友達のタイムライン上にシェアできる機能があります。他の友達のタイムライン上に「いいね」した投稿をシェアしたくない場合は、タイムライン投稿の「いいね」ボタンを長押しすると「友達のタイムラインにシェア」というチェックボタンが表示されますので、チェックを外してください。

これで自分のタイムライン投稿が知らない人に見られてしまったり、シェアされてしまう心配はなくなります。そして、LINEの個人間のメッセージ以外の操作は、運営会社や広告会社に提供されています。

・どんなスタンプをいつ使用したのか
・どんな広告をいつ見たのか
・LINE@アカウントとのやり取り
etc…
このような情報が全て筒抜けになってしまっているそうです。こうした情報漏洩を防ぐためには、プライバシー設定を変更する必要があります。

設定方法

①ホーム画面左上の歯車アイコンの「設定」から「プライバシー管理」をタップします。

②次に「情報の提供」をタップします。

③「情報の提供」内の「コミュニケーション関連情報」をOFFにします。
その下の「位置情報の取得を許可」もOFFにします。

すると、運営会社にデータが提供されなくなります。

そして、広告会社に個人情報を提供しないようにするためには
①プライバシー管理画面下部の「広告の設定」をタップします。

②次に「ウェブ追跡型広告の受信」をOFFにします。

すると、広告表示の際に個人の特定ができない状態になります。
これで個人情報がLINE運営会社や広告会社に提供されてしまうという問題がほぼ解決します。

生活に欠かせないものとなってきているスマートフォンですが、携帯電話と同じような感覚で使用していると思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。ネットワークに関する様々なサービスにおいては,実際にどのように情報が取り扱われているのか目に見えない部分も多いため、不正な情報処理がされていても私たち利用者が認識できない事も多いのが現状です。

皆さんも通信設定やアプリのプライバシー設定を今一度確認し、大切な個人情報をしっかり守りましょう。

ライター:はる♪