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はる♪の暮らし上達術:第2回 買い物の負担がぐっと減る!今日の献立もお任せ!

はる♪の暮らし上達術

視覚障害者が日常生活を送る上で1番困難な事は、単独での外出ではないでしょうか?

福祉サービスの利用や周囲の方々のご協力、スマートフォンなどの機器の発達により、だいぶ暮らしやすくなったように思いますが、まだまだ不便を感じる場面が多いのが現状です。筆者が特に不便を感じる事は、買い物です。

地方で生活するためには車が欠かせませんが、筆者は車の運転ができないためバスやタクシーで移動しています。目的地まで辿り着くのは問題ないのですが、視力が低下するにつれてお店で商品を探す事が難しくなってきました。店員さんに事情を説明すれば快くアテンドしていただけますが、毎回お願いするのも気が引けてしまいます。

同行援護サービスの利用を検討した事もあるのですが、地方では視覚障害者の介助を請け負っている事業所が少ないため、どうしても全盲の方や独居の方が優先的にサービスを利用しており、筆者のようなロービジョンで同居家族が健常者の場合は利用できないと自治体の担当者から説明されました。

視覚障害者の強い味方、ネットショッピングで賢くお買い物

そこで、筆者はネットショッピングを利用するようになりました。

ネットショッピングのメリットと言えば、24時間いつでもどこでもスマートフォン1つで注文でき、希望の場所に届けてくれるという事です。それに加えて、視覚障害者でも音声読み上げ機能を駆使して商品の詳細情報を把握する事ができるので、店員さんに商品のパッケージに書かれている情報を1つ1つ読み上げてもらう必要もありません。

筆者がよく利用しているのは、イオンネットスーパーです。
イオンネットスーパーは、生鮮品や日用品、衣料品、医薬品など、他のネットスーパーと比べると格段に品数が多いですし、最短即日で玄関先まで配送してくれます。配送料がかかりますが、往復の交通費や店内を歩き回って欲しい商品を探したり、重たい荷物を持ち帰る手間を考えると、断然ネットスーパーが便利だと思います。

しかも、店員さんが鮮度や賞味期限をチェックして商品を選んでくれますし、買い間違えてしまうという事もありませんのでとても安心です。視覚障害者に限らず、小さいお子さんがいるご家庭や高齢者にとっても便利なサービスです。

毎日の献立もサクッと決まる、足りない食材も簡単購入

そして、筆者がネットスーパーと連携してさらに便利に使用しているアプリがありますので、そちらもご紹介させていただきます。

タベリー、アプリダウンロード画像

このアプリは家族構成や自宅にある食材や調味料を元に、献立を提案してくれます。

その献立に必要な物をまとめてリストアップしてくれ、さらにネットスーパーと連携する事によってそのリストに書かれている物を簡単に注文する事も可能なのです。自分で献立を考えて、必要な物をメモしたり、ネットスーパーで商品を検索してカゴに入れるという手間も省けるのでとても便利です。

タベリー、買い物リスト

レシピ検索もできますし、材料や作り方も分かりやすく書かれているので料理のレパートリーも増やせます。

タベリー、献立・今日の人気ランキング

そして、視覚障害者が一番気になるポイントは、Voice Overでも操作できるのか?という事です。

結論から言いますと、基本的には操作可能です。しかし、献立を決める際に日付を選択する画面があるのですが、希望の日付をタップするとなぜか1つ前の日付を読み上げるという現象が起こります。希望の日付はちゃんと選択できているので、この点だけ気をつけていただければ問題ないかと思われます。

タベリー、日付選択

音声読み上げツールの普及によって気軽にネットショッピングを利用できるようになり、私たち視覚障害者の買い物に対する概念は大きく変化したのではないかと思います。

今後もさらに便利に、誰もが快適に利用できるようになる事を願うばかりです。

ライター:はる♪

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