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はる♪の暮らし上達術:第1回 ロービジョンにやさしいiPhone、iPadの使い方

はる♪の暮らし上達術

今回は、ロービジョンの筆者がiPhoneやiPadを快適に使用するための基本的な設定と見えにくさを補うために使用しているアプリについてご紹介します。

まずは、筆者のiPhoneやiPadの基本的な設定についてご説明します。

筆者はまだ多少視力が残っているため、視覚情報に頼って生活しています。そのため、iPhoneやiPadを使用する際には自分が見やすいように設定を変更しています。

ダークモード

外観モードスクリーンショット9月にリリースされたiOS13で追加された新機能のダークモード。iOS12までは白背景に黒文字というのが基本設定でしたが、iOS13から追加されたダークモードでは、黒背景に白文字に変更できるようになりました。

筆者も含め、視覚障害者の中には白背景が眩しいと感じる方が多くいらっしゃいます。アクセシビリティ機能には、以前から画面の色を反転する設定がありましたが基本設定でこれができるようになったのはありがたい事です。

視覚障害者に限らず、暗い場所で操作する際に目に優しいですし、有機ELディスプレイの場合はバッテリーの節電になるのではないでしょうか?

設定→画面表示と明るさ→外観モードで切り替えられます。
iPhone標準アプリ以外のアプリでもダークモードに対応したアップデートが続々と配信されているようです。

ズーム機能

ズーム機能スクリーンショット ズーム機能スクリーンショットこの機能をONにすると、画面を拡大表示する事ができます。

設定→アクセシビリティ→ズームでON/OFFを切り替えられます。
フルスクリーンズームは画面全体を拡大、ウインドウズームは指定した部分だけを拡大できます。拡大倍率を変更するには、3本指でダブルタップ、そのまま指を離さずに上下に動かします。

拡大鏡

拡大鏡スクリーンショットこの機能をONにすると、カメラに写したものを拡大して見る事ができます。

設定→アクセシビリティ→拡大鏡でON/OFFを切り替えられます,
筆者は、買い物に出かけた際に値札を確認したり、飲食店などでメニュー表を見る際に使用しています。

VoiceOver

VoiceOverスクリーンショットこの機能は、Apple製品に標準で搭載されている音声読み上げ機能で、画面の項目を音声で読み上げてくれます。Voice OverをONにすると、操作方法が異なるので使いこなせるようになるまで多少時間がかかりますが、慣れてしまえばとても便利です。

設定→アクセシビリティ→Voice OverでON/OFFを切り替えられます。
筆者は主にKindleで読書する際に使用しています。Voice Overに読み上げてもらい、Kindleをオーディオブックのように使用しています。ページの最初から最後まで読み上げ、さらに自動で次のページに移動してくれます。家事をしながらでも手軽に読書ができますし、目が疲れる事もないのでとても助かります。

上記の機能を使用する事で、iPhoneやiPadを快適に操作できるようになるのですが、さらに筆者の日常生活を便利にしてくれるアプリがあるのでご紹介します。

色彩ヘルパー

色彩ヘルパースクリーンショット色彩ヘルパーこのアプリはカメラに写したものの色をリアルタイムで教えてくれます。保存してある写真でも可能です。お気に入りの色を保存しておく事もできます。

筆者は、色の識別が上手くできません。特にパステルカラーのような淡い色の識別が難しいです。そのため、このアプリで分からない色を確認しています。

色を言葉で説明するのは意外と難しいですよね?色彩ヘルパーは、JIS規格で定められた色名で教えてくれるので、色を正確に伝えられます。筆者のような色弱の方はもちろん、絵を描くのが好きな方やデザイン関係に携わる方にとっても役に立つアプリかもしれませんね。

このように、視覚障害者でも工夫次第でiPhoneやiPadを操作する事が可能なのです。「目が不自由なのに、どうやってスマホ操作しているの?」という質問をされる事が多々あるので、この記事をきっかけに視覚障害者への理解を深めていただけたら幸いです。

ライター:はる♪

 

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